こんな方におすすめ
- TOEICの勉強法を確立したい人
- TOEICを初めて受けようと思ってる人
- TOEICの勉強をしたい人
このような方に読んでいただきたい記事になっています。
就職活動をする大学生、会社に入ってから勉強する人も多い英語の試験といえばTOEICです。TOEICは、昇進・昇給、入社試験を有利に進めるために今や必要不可欠な資格の一つとなっています。
TOEICは、ビジネス英語がたくさん出てくるので、ビジネス英語の試験として世間に広く知られています。
TOEICの基本情報
TOEICはリーディング100問、リスニング100問の構成です。そして、リスニング→リーディングの順番で試験します。リスニングは1回しか聞けませんから、100問集中が途切れることなく問題を解かなければなりません。その後休憩時間なしでリーディングがスタートするので2時間ぶっ通して集中力を保たなくてはなりません。
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。
聞く・読む力を測る TOEIC® Listening & Reading Test と、話す・書く力を測る TOEIC® Speaking & Writing Tests により、4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力がわかります。
TOEIC公式ページ
TOEICパートごとの紹介とコツ
パート1写真問題

このような問題で言っていることと絵がマッチしてるのを当てるというシンプルな問題です。絵で行われていることをそのまま答えて下さい。曖昧なものは答えになりません。確実に絵と一致しているのもだけを選んでください。
ステップ
- 全体の雰囲気や構図をざっと見ます:次に「細かい動作」や「物の配置」をよく確認します。例えば、人が何をしているか(座っている、立っている、歩いている)、周囲に何があるか(机、木、車など)
- 選択肢の主語と熟語に注目する:一番重要なのは、誰が何をしているか?どこに何があるか。この2つです。そのほかの形容詞や副詞など少し聞き取れないところがあってもパート1では答えに辿り着けます
- 消去法で答えに辿り着く:例えば、Flowerが聞こえて、どこにもFlowerがなければ選択肢から排除します。
- 完全にマッチしているのが1つ見つかれば、それを答えにいて良い:他の選択肢が聞き取りにくくて、1つだけ完全にマッチしているものが聞こえたら、それをためらわずにマークしましょう。思い切りも重要です
パート2: 短い質問(Question 大体1文か2文)ー25問
問題に対する応答を A or B or Cの3択で選ぶ問題です。質問や発言に対する適切な応答を選ぶという形式です。
引っ掛けが結構多い問題で、しっかり聞かなければ自信を持って正解できないです。
EX) When do you go out of this country?
A I'll get on an airplane to USA in 2 hours.
B I take on train from San Shine Station.
C I arrived at the station just a few minutes.
答えはもちろん時間が書いてあり、時制もしっかりしているAですよね。
ただし、Whenで聞かれているので、時間が書かれているCと迷ってしまうんです。2択で迷うことが多く発生してしまうので、自制も考えて聞かなくてはならないです。その分3択ですが難易度が高いです。
ステップ
- 質問の種類を聞き分ける:5H1Wのどの種類の問題なのかをまず聞き分けます。残念ながら文章の最初にこれらが出てくるので、ぼーっとしてたらその問題は捨てたも同然です。文の初めは集中して聞きましょう
- 引っ掛けに注意:パート2はひっかけ問題が多いです。選択肢に質問と同じ単語が聞こえたからといってそれが必ずしも答えではありません。逆に間違え(引っ掛けの選択肢)の可能性の方が高いです
- 時制に注意:過去形なのか、未来形なのかしっかり判断しましょう。過去の話なのか、未来の話なのかで選択肢が絞れるはずです!
パート3;会話に対して選択肢を選択肢から選ぶ ー 39問
パート3は、会話形式のリスニング問題です。問題文と選択肢が紙に記載されているため、聞き取る内容を元に正しい答えを選ぶ形式です。
このセクションでは言い換えの表現が多く使われますので、言い方をしっかり勉強していく必要があります。
例
リスニング中の発言:
I'm not sure about the exact date.
選択肢に出てくる表現:
uncertainly
ステップ
- 質問の先読み:これはパート3、パート4で最優先事項です!パート1が始まるまでに時間があるので、パート1に加えて、パート3の最初の3つだけでも先に読んでおきましょう
例えば、”when is the party held?"と問題があった時、「パーティーの時間」に重点を当てて聞きましょう! - 選択肢の意味が理解できるようにする:選択肢を読んだ時にスッと意味がすぐに把握できるように練習する
- 選択肢の質問はランダムではない:質問1、2、3とあった時に、1の問題の答えがあった後に2の答えがあり、最後に3の答えがあります。順番にあるので、1わからなかったけど2の答えはあったと分かったら、1を捨てて3の問題に集中しましょう

パート4;パート3の1人バージョンー30問
パート4は、形式こそパート3と似ていますが、2~3人の会話形式ではなく、広告、説明文、案内などの一方的な情報提供が中心です。
パート4でも、パート3と同様に同義語や言い換え表現が頻出します。リスニング中に聞き取った単語が、そのまま選択肢に登場することは少なく、意味の置き換えを理解する力が重要です。
パート3と同じように同義語を勉強する必要があります!コツについては全くパート3と同じですので、パート3のコツを参照して下さい。選択肢の3つともスピーディーに流れるので、問題が終わったら次の3つの選択肢の問題を十分に読んで備えて下さい。
パート5; 文法問題
パート5は、TOEICリーディングセクションの中で最初のパートです。このセクションでは、文法や語彙の理解力が問われ、短い時間で効率的に問題を解くことがスコアアップの鍵となります。
パート5は全30問ですが、ここで時間をかけすぎると後半の読解問題が時間切れになってしまう可能性が大です。10分以内で全問を解答することを目標に、スピーディーかつ正確な解答を心がけましょう。
出題タイプ
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文法問題:動詞の時制、主語と動詞の一致、仮定法など、文法の基本が問われる問題です。特に品詞や構文の知識が重要です。
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品詞問題:空欄に入る単語の品詞を判断する問題です。例えば、形容詞・副詞・名詞のどれが適切かを見極める力が求められます。
-
熟語・単語問題:TOEIC頻出の熟語や単語を問う問題です。語彙力を強化することで得点アップにつながります。
出題される問題は、文法問題、品詞問題、熟語・単語問題です。知識やコツがものをいうパートなので、ここは素早く突破して読解に時間を残したいです。この3つの中で一番すぐに瞬発力で解ける問題は、2の品詞問題です。他の単語問題は少し時間がかかってしまうので、品詞問題は5〜10秒で解いていきたい問題です!それぐらいコツを掴んだら一瞬で解けます
パート6;虫食い問題 ー約20問
パート6はリーディングセクションの一部で、文章の空欄を適切に埋めて完成させる問題です。出題形式としては、文法や語彙の知識にプラスして、文章全体の文脈を理解する力が求められます。
文章の中が虫食いにされていて、接続詞を入れたり、適切な文法を入れたりする問題です。
文脈に適した接続詞、語句、または文法的に正しい選択肢を選んで文章を完成させるセクションです。
パート6の特徴
-
虫食い形式
文中の空欄に適切な接続詞、語句、または文法的に正しい選択肢を選んで文章を完成させます。空欄の前後だけでなく、文章全体の流れを読む必要があります。 -
挿入文の問題
空欄に入れる文そのものを選択する問題も含まれています。この場合、文と文の論理的なつながりや話題の流れを意識することがポイントです。
この2つの特徴があります。挿入分は少し難しいので、取れるところは取るスタイルでも高得点を狙わない人は大丈夫です。ここで大きな時間を取るぐらいなら次の問題に進んで読解に時間をとりましょう!

ステップ
- 空欄の前後だけでなく全体の文脈を確認する:穴あき問題なので、穴の近くのみを読んで答えを出そうとしますが、文章全て読んでください。
- 接続詞や副詞の使い方を覚える:接続詞の意味がわかるように、いろんなタイプの接続詞に触れましょう
- 文法問題を何度も解く:TOEICの文法問題集で、文法問題を解きまくり、練習をしましょう。私は「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」で何度もみっちり練習しました
パート7は長文問題ー約50問
ビジネス文書や日常的な文章を素早く正確に読み取る力が必要とされます。文章量が他と比べて多いため、時間を一番とるパートです。また、TOEICリーディングの半分以上を占める割合なので、ここを突破できないことには高得点は取れません。
時間配分としては、50〜55分程度パート7に来るまでに残っていれば最後まで解ききれます。落ち着いて一つ一つの問題を消化していきましょう。文章の種類は以下の3つがあります。
- シングルパッセージ: 1つの文章を読んで解答する形式。比較的短い文章が多いです。
- ダブルパッセージ: 2つの関連した文章を読み、それぞれの内容を理解して解答する形式。文章同士の関連性を意識する必要があります。
- トリプルパッセージ: 3つの文章を扱う形式。文章量が多くなる分、効率よく情報を見つけるスキルが重要です。
文章はシングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージの3種類があり、トリプルパッセージは文章量が多いので、その分問題の答えを探すのが難しくなります。しかし、トリプルパッセージといって問題自身が難しいというわけでもなく、むしろ簡単な部分もあります。そのため、時間が来たら諦める、次の問題に移るなどして難しい問題は飛ばすことも検討して下さい!
ステップ
-
問題文から先に読む:時間短縮のため、最初に問題文を読み、何を探すべきか明確にしてから文章に目を通しましょう。「どの段落に注目すべきか」がわかります。
- 答えを見つけた前に次の問題の答えはない:リスニングと同じで、1の答えを見つけたら、2の答えは1の箇所よりも後ろに必ずあります。前を探すという無駄な時間を浪費しなくて良くなるので、これは覚えておいて下さい。
- "What is implied? "は解けなかったら飛ばす:implyの問題は一番難しいです。文章の意図することを推測しないといけないので、直接的な答えは書いていません。わからなかったら、飛ばして次の問題に向かいましょう。
- 時間を決める:1分30秒以内で問題の正解がわからなかったら、次の問題に行くなどして、1問に時間制限を設けましょう。結局リーディングは時間との勝負です
TOEICテストに必要なこと
単語を覚えることから始める
TOEICはAcademicな単語を覚える必要はないのですが、ビジネスとして使うので、聞き慣れた単語でも違う意味として出てくることが多いです。つまり、その単語のTOEIC独特の使い方を覚えるようにしましょう。TOEIC専用の単語本があるので、それを使って勉強しましょう。TOEICの単語ぼんだからと言って、全てがビジネス用語というわけではなく、日常でよく使う単語もたくさん含まれています。TOEIC以外にも通用する単語本です。
私は、現在のレベルに応じて、単語本の紹介を変えています。よく耳にする「金のフレーズ」ですが、少しレベルが高いので、TOEIC500点を超えた人向けです。そこのレベルにまだ達していない人は、基礎の単語から学ぶ必要があるので、「銀のフレーズ」からスタートするのをお勧めします。
文法の基礎を叩き込んで練習問題を解きまくる
なぜ文法が必要なのかをいうと、文法問題が5問とかではないからです。TOEICのリーディング問題の半分は文法問題で構成されています。つまり文法をほぼ完璧に取れるように慣れば少なくても50点は取れるのです。50点あれば、ほとんど300点はリーディング問題では固く取ることができます。高得点を目指さなくても600点を目指している人にとっても文法のレベルが上がれば一気に突破できるレベルです!
また、文法は英語の全ての基礎となっているので、これをしっかり覚えておけば単語を知るだけでどんどん英語が上達していきます。基礎をおろそかにしては、何十年英語の勉強をしていたとしても中級くらいのレベルから上がることはできません。
まず、一冊自分のバイブルとなる文法の参考書を見つけることが大切です。英語の文法がどのように成り立っているのか、どう使われるのか、理論的にどう組み立てていくのかが詳しく書いてあるものがおすすめです。私自身「1億人の英文法」と「真・英文法大全」の2つをバイブルとしています。どちらも英語の核心に迫る内容が書かれているので、どちらでも良いのでこれを読んで一段レベルを上げましょう!
そして、1冊の文法書を読みつつ、並行して文法の問題も解きまくりましょう!やはり、TOEICの文法問題が大量に載っていて、丁寧な解説もされている「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」が一番お勧めです。私はこれを2周することで、文法問題は8割常に安定して正回数を取れていました!初めは5割もなかったのですが、一気に花が開いた感じです!
時間配分を何よりも大切に解く
TOEICのリーディングセクションは、70分という限られた時間内で膨大な問題量を解く必要がある、まさに時間との戦いです。この過酷な試練を乗り越えるためには、文章を早く読むスピードと、要点を的確に捉えるスキルを鍛えることが不可欠です。
パート5やパート6の文法・語彙問題をいかに効率よく解けるかが、リーディング全体の時間配分を左右します。ここは「瞬時に答えを出す」感覚を養う必要があります。そして、パート7で問題を隅々まで読んでいたら時間がなくなるので、要所要所に出てくる固有名詞や問題文の固有名詞に着目して、重点的にそのワードについての話がされているところを探す練習をしましょう
やはり、スピードを上げて特には模擬試験を何度も解く以外に方法はありません。実際の試験と同じ75分間を意識して、模擬試験を解く習慣をつけましょう。解答に時間がかかりすぎたパートを見直し、どの部分でスピードアップが可能か分析します。
個人的に模擬試験は「スタディサプリ」がおすすめです。市販の参考書は5回分のリーディングの模擬試験くらいしかありません。しかし、スタディーサプリなら、1ヶ月2500円程度で、20回分の模擬試験を使え、さらに基礎的な文法のやTOEICで使えるコツを講義形式で教えてくれます。コスパとしては、断然市販の参考書よりも良いです。
私自身も市販のTOEICの模擬試験、公式本とスタディサプリの3つ全てを使って、大量の模擬試験の数をこなしました。その結果いつもTOEICのリーディングが時間切れだったのが、最終的になくなり700点を超えるスコアを達成できました!
スタディサプリTOEIC特徴
専門家による豊富な講義
英語の根本を抑える講義
豊富な模擬試験と徹底した分析
スマホ・タブレットで簡単にアクセス可能(3分で1講義)
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リスニングを毎日行い英語の耳に慣れる
リスニングといっても問題でなくても良いです。好きな英語のYoutuber、海外ドラマや映画でもを毎日1本見る、英語の好きなポッドキャストを聞く。どれでも構いません。とにかく、英語の環境に毎日触れ、耳を作り英語を見てもなんとも思わない環境づくりをすることが大切です。そのうち英語を見ることにも慣れて、英語の文章が自然と入ってくるようになると思います。
ただ、ポッドキャストなどは、耳にイヤホンを入れて垂れ流しているだけでは全く意味がありません!しっかり会話の内容を聞いて、どんな話をしているのかを聞いて下さい。垂れ流しのラジオではなく、割とちゃんと聞いているラジオみたいな感じで行って下さい!