こんな方におすすめ
- TOEICのリスニングがどうしても聞き取れない…
- リスニングのスコアが伸びないけど、どんな対策をすればいいの?
- 試験中焦って聞き逃しちゃう
このような悩みのある方に読んでいただきたい記事になっています。
この記事では、TOEICリスニングが聞こえない理由とその具体的な対策について解説していきます。
私もこの方法を実践することで、リスニングセクションで30点以上のスコアアップを達成しました。具体的なリスニング練習法や試験中のテクニックを知ることで、聞き取れない部分が減り、全体的な理解力が向上したのです。この記事を読み終えれば、リスニングの苦手意識を克服し、スコアアップを目指せる実践的な方法が見つかるはずです!
記事の前半では、「リスニングが聞き取れない主な原因」と「具体的な対策」を詳しく解説します。後半では、「スコアアップに直結するリスニング練習法」を紹介しますので、最後までじっくりお読みください
リスニングの聞き取りが難しい原因
リスニングが聞き取れない原因は、さまざまな原因が重なって起こることなので、一つの原因に絞ることはできません。ネイティブスピーカーが話すアクセント、音声の速さ、単語、文法がわからないということが重なった結果聞き取れないという現象が起こります
音の繋がりが聞き取れない
音の繋がりが聞こえないという方は、英語の音声の繋がり方、発音を勉強しなければなりません。日本語のように一語一語がはっきり区切られる言語とは異なり、英語では隣り合う単語が繋がって発音されるためその部分の聞き取り能力を上げる必要があります。
例えば、"turn off" は「ターン オフ」とはっきり区切って発音されるのではなく、**「ターノフ」**のように滑らかに繋がって発音されます。
トレーニングが必要な人
リスニングで音が何を言っているのか聞こえなかったが、スクリプトを読むとちゃんと意味がわかる人
音の繋がりが分からない人のリスニング対策
音のリンキングを克服するためには、音の繋がりになれるためのトレーニングが不可欠です。まず、どのように母音と子音がつながって音が作成されるのかを理解するしなければなりません。
ステップ1
まずは、英語の音の形について学びましょう。この動画は、英語には44の音があり、それぞれの音について1から詳しく教えてくれる動画になっています。これらは、フォニックスと言われるもので、ネイティブも子供の時にこの発音についてまず勉強します!
音の繋がりが分からない方はまずそれぞれのアルファベットがどのような音なのかを学んでください。
ステップ2
この動画では、「子音+母音」を組み合わせて発音するときはどのような発音になるのかについて解説してくれています。例えば、"like it" これは、最後のeは消えてなくなるので、実質 kとiが組み合わさって 「ライキッ」というように発音されます。このように母音と子音がくっついてどのような音になるのか教えてくれる動画です。
次のパート2では、同じ音がくっついた時には、どのような音になるのかについて解説してくれています。例えば、"get to" これは二つのtがくっついて「ゲットゥー」のような発音になります。「ゲットトゥー」というふうにはならないということを覚えておいてください
パート3では、「母音+母音」の発音の仕方について詳しく解説されています。 ”I ask"の音の繋がりがどのようになるのか、どのように聞こえるのかを勉強できるいい教材です。
この三つの動画は必ず確認して、英語のリンキングされる音の理解を深めましょう。
ステップ3
ステップ3では、練習が必要です。たくさんの英語に触れ、音の繋がりを練習しましょう。Youtubeでもリンキングサウンドに関する練習の動画がたくさん上がっていますので、それを使って練習するのもいい手段だと思います。そこまで難しいもの(例えば、ポッドキャストや映画など)ではなく、簡単なものから始めるのがおすすめです。
単語や文法がわからない
この悩みがある方は、音は聞き取れる。例えば、「occupation」という単語があり、この音で「オキュペーション」と聞き取れたが、意味がわからない。このタイプです。
この場合の解決法は、「単語力を上げる+イディオム」を覚える。これが一番の解決法だと思います。リスニング教材にスクリプトがついていると思うので、聞いてわからなかったと思ったところで、単語を調べて、ノートに書いておき、日常的にその単語を繰り返して記憶するというのが一番おすすめの方法です。
それ以外にも、単語、文法を日常的に勉強して、基礎力を上げることがいちばんの解決策です。
単語力を上げる
文法力を上げる
前後の文章から推測する
わからない単語やイディオムが出てきても、その前後の文脈から意味を推測できることが多いです。会話の前後からその文章の意味をできるだけ推測して話を聞くようにしましょう。いちばん重要なのは、そのわからなかった単語を引きづらないことです。「あれ?なんていう意味だったっけ?」とか考えている間に会話は進んでいます。そこに気を取られていると、その後の文章聞いていなくて、結局解けた問題も解けずに終わってしまいます。
できるだけ推測はするが、わからないものは、ほっておいて集中しましょう!
前後の文章から推測する力をつける方法
わからない単語やイディオムが出てきても、その周りの言葉や情報から、全体の意味を推測する力をつけることで、わからない単語に動揺せず、リスニング全体の理解力を高めることができます。では、どうやってその力を身につけるか、具体的なステップを紹介していきます
さまざまなリスニング素材に触れることが重要です。ニュース、ポッドキャスト、映画、ドラマなど、いろいろなジャンルで英語を聞き続けることで、文脈から意味を推測する能力が鍛えられます。
TOEICで600点以下の方は、レベルに合ったポッドキャスト、AmazonのAudibleなどがおすすめです。映画やドラマは少しレベルが上がります。英語初心者に向けたリスニング用のポッドキャストがありますし、Audibleで、「Graded Reader」のレベルの低いものを聞くようにしてリスニング力を楽しみながら上げることができます。
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Audible特徴
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海外のコンテンツも多いので、英語学習におすすめ
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自動字幕もある(英語)
単語も分かり音も聞こえるが意味の把握ができない
単語も聞こえて、音も分かり、何を言っているのかわかるが、意味がわからないという方はいませんか?例えば日本語の本を読むときに、活字だけを追って意味を理解していない状況と全く同じです。例えば、「あなたは私よりも大きい犬をかっています。」という文章があったとします。もちろん私たちは平仮名、そしてこの漢字を知っているので読むことができますが、活字だけを追って文章の意味を理解できていないという状況が度々起こります。
これと同じことが英語でも起こってしまいます。「単語は知っていて、聞き取れるのに、何て?」という状態です。この状態を克服するための対処法を紹介します。
単語も分かり音も聞こえるが意味の把握ができない場合の対処法
まずは、リスニングの文章を1文づつ止めて、この文章は何を言っていたのか?ということを時間をかけてでも理解する練習が必要です。やはりその場合、スクリプトの付いているものがいいため、Youtubeもしくは、Spotify(有料で使っている方)がおすすめです。
はっきりした英語で聞く練習をするのがいいため、Ted talksや「The School of Life」がYoutubeでは個人的にはいいと思います。
Ted Talks
The School of Life
これで基本的には解決されるはずですが、それでもこれを4ヶ月も5ヶ月も続けているのに一向に良くなっている気がしない。と感じる方もいるかと思います。僕もその一人でした。そのような方は文法の基礎の部分(文型)の理解が未熟なんだと思います。
文法は一通り勉強して、「不定詞も関係詞も分詞も使える」ある程度できるという方でももう一度はじめから文法の学習をしてみてください。今までに知ってこなかった知識、基礎からもう一度始めることで「この分かるはずなのに分からない」という問題から解放されるはずです!ぜひトライしてみてください
TOEICリスニングのスコアを劇的に上げる学習計画
TOEICの目標スコアに応じて、必要な学習の深さや内容が異なります。ここでは、600点、700点、800点を目指す場合の具体的なリスニング対策を紹介します。
初級者向けのリスニングスコアアップ戦略(600点を目指す場合)
600点を目指す初級者の方は、まず英語の基礎的なリスニング力を強化する必要があります。以下のステップに従い、効率的にスコアを上げていきましょう。
- 短くてわかりやすい音声を毎日聞く
短時間でもいいので、日々リスニングを継続することが重要です。初心者向けの英語ポッドキャストやニュース番組を活用しましょう。聞き流しをするのではなく、できるだけ意味の理解をするように心がけましょう! - リスニング問題に慣れる
問題形式に慣れることも必要です。公式問題集やリスニングの問題集を使い、実際の試験と同じ形式のリスニング問題を解いてみましょう。リスニングだけを集めた試験形式の問題集も市販で売っていますので、リスニングを徹底的に強化したいという方はそういう教材がおすすめです。
リスニング強化教材
上級者向けのリスニングスキル磨き(800点以上を目指す場合)
800点以上を狙う方は、リスニングだけでなく総合的な英語力が求められます。高度な内容を理解するために、シャドーイングや本番さながらの練習が効果的です。
- シャドーイングでリズムと発音を強化
ネイティブスピーカーの発音やリズムを真似することで、聞き取る力が飛躍的に向上します。公式問題集の音声を活用し、実際にシャドーイングを行いましょう。解き終わったら、復習としてシャドーイングの練習がおすすめです。シャドーイングと言っても、聞き取れた音声のみをリピートしていても意味がないので、どういう意味なのかを理解しながらシャドーイングを行なってください。 - 難易度の高いリスニング素材に挑戦
難易度の高いビジネスニュースや学術的なプレゼンテーションを聞くことで、難しいトピックにも対応できるようになります。また、ドラマや映画もおすすめです。楽しく英語力も全体的に上げるなら映画やドラマ、ポッドキャストを聞いたり見たりすることで2〜3ヶ月後には飛躍的に英語力が伸びているはずです!